潮風と看板‐大三島‐

2022.November
コールテン鋼鉄(錆仕上げ)

海沿いにある店舗の看板のため、潮風にさらされても耐久性のあるコールテン鋼を使って製作しました。
コールテン鋼は、錆びさせることで腐食を抑制するだけでなく、時を重ねることで深みが増す美しい錆の風合いが魅力です。
折り畳み式となっており、手軽に持ち運んで出し入れしやすいかたちとなりました。
看板の下段部分には植木鉢がはまるように設計してあるので、植物を入れて楽しむこともできます。

山羊の丘の看板‐加須‐

2021.March
コールテン鋼鉄(錆仕上げ)ステンレス鋼(黒染め)

屋外に設置するとのことで、コールテン鋼とステンレス素材を使用。
異素材の色の違いを利用し、文字を見やすくしました。
モチーフに落とし込んだのは敷地内にある山羊のいる丘。
社員の方はもちろん、訪ねてくるお客様にもほっこり笑顔になってもらえたらとの想いを込めて制作させていただきました。
夜になるとライトに照らされて、また違った表情になるところも見所の一つです。
鍛造ならではの柔らかい曲線と、先端の溜めやねじりを利かせた力強い鉄の肉の動きを感じてもらえたら幸いです。

葉っぱと猫の看板-大間々-

2021.October

鉄(錆蜜蝋仕上げ)真鍮

亡くなった愛猫をモチーフにしたデザイン案をもとに、製作させて頂きました。
葉っぱや猫は動きのある雰囲気に。
猫の部分には錆をのせて、葉っぱの部分には鉄に真鍮を散りばめてあるので、見る角度によって色が変わって見えます。
文字部分は真鍮を扱う職人さんに、手作りの荒らし鎚で鎚目を付けた真鍮板を一文字一文字手作業で切り抜いてもらいました。
手作業ならではの温かみのある仕上がりとなっています。
屋外への設置ですが、錆止めなどはせず、真鍮も鉄も経年変化を楽しんでいただけます。

置き型看板-佐野-

2023.March
鉄(無塗装)ホワイトアクリル板

築140年の古民家を移築し、リノベーションをしたこだわりの詰まったパン屋さんの看板。
脚部分は一本の無垢材を折り曲げ、割き、平たく叩いていく。
上部は奥行や先端にバリエーションをつけた唐草をデザインしてみました。
「open」「close」が表裏になっていて、両面でお使いいただけます。
無塗装のため、経年変化で出てくる錆を自然に任せて育てていくのもお楽しみのひとつとなっています。

ピンクの看板-加須-

2023.October
鉄(塗装)

地元の方に愛される昔ながらの喫茶店。特徴的な屋根のロゴをモチーフに、制作させていただきました。
シンプルにモチーフを切り抜き、店名は火造りならではの力強く温かみのある雰囲気となっています。
背景のピンクと柔らかな曲線、シャープな線との絶妙なバランスが目を引く仕上がりとなりました。

妖精の看板-十条-

2018.November

コールテン鋼鉄(錆付け仕上げ)

活気のある商店街の路地を少し入ると、昔ながらの商店街とは一風違った雰囲気のプリン屋さんがあります。

美味しいプリンに誘われて、プリン好きな妖精さんがお店の看板を持って宣伝するようになりました。

「お店のマスコットとなるような存在に」
そんな一言と、お店の雰囲気、オーナーのお店への想いなどを元に、デザインを考えさせていただきました。

柔らかい曲線と可愛らしいフォルムを意識して制作。
鍛造の持つ力強さと繊細さのバランスが見所となっております。

足元には植物を植えられるようにし、季節によって違う植物が楽しめるように設計してあります。

土台部位分にキャスターを付け、移動もしやすくなっていますが、基本的に屋外設置の為、雨や紫外線の影響による経年変化もお楽しみいただけます。